「月2,178円のスタディサプリだけで中学受験に挑めたら、塾代が大幅に浮くのに」——そう考える保護者の方は少なくありません。公式サイトによると、スタディサプリ小学講座は小4〜6の応用レベル講座で中学受験対策が追加料金なしで可能とされています。ただし、結論から言えば「単独で難関校を目指すのはハードルが高い」というのが正直なところです。この記事では、その理由と現実的な使い分けを解説します。
スタディサプリの中学受験対策は「応用レベル」が担当
スタディサプリ小学講座の小4〜6は、1回約10分の映像授業+確認ドリルという構成で、基礎レベルと応用レベルの2層に分かれています(2026年8月時点)。このうち応用レベルが中学受験を意識した内容で、追加料金なしで受講できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 小4〜小6(応用レベル講座) |
| 形式 | 映像授業(1回約10分)+確認ドリル |
| 追加料金 | なし(月2,178円・税込の受講料内) |
| 学年の枠 | 小1〜高3の全講座見放題で先取り・さかのぼりも可能 |
※内容・料金は2026年8月時点の公式サイトの情報です。変更される場合があります。
月2,178円(税込)、12カ月一括なら21,780円(月あたり1,815円換算・Web申込のみ)で受験対策講座まで見放題というコスト面の魅力は、他の通信教育や塾と比べても際立っています。料金の詳細はスタディサプリの料金解説をご覧ください。
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それでも「単独での難関校受験」が難しい理由
一方で、スタディサプリには構造上、塾が提供している次の要素がありません。
- 添削指導がない——記述問題の答案を見てもらう仕組みがなく、記述力が問われる学校の対策が自己流になりがち
- 進路指導がない——志望校選び、併願戦略、出願スケジュール管理はすべて家庭の仕事になる
- 強制力がない——授業日も宿題チェックもないため、学習ペースの維持は本人と保護者次第
中学受験は学習内容そのものに加えて、志望校ごとの出題傾向分析やペース管理が合否を左右します。これらを家庭だけで担うのは負担が大きく、特に難関校を目指す場合、塾なしのスタディサプリ単独ではハードルが高いと言わざるを得ません。学習の継続が課題になりやすい点は続かないときの対処法でも詳しく扱っています。
現実的な使い方は3パターン
パターン1:低学年〜小3の基礎固めに使う
本格的な受験勉強が始まる前の学年で、計算・漢字などの基礎を固める使い方です。全講座見放題を活かした先取り学習とも相性がよく、詳しくは先取り学習の方法で解説しています。
パターン2:塾の補助・弱点補強に使う
塾をメインにしつつ、つまずいた単元をスタディサプリの映像授業でさかのぼって復習する使い方です。1回約10分なので塾の宿題と両立しやすく、月2,178円の追加で「わからないを放置しない」体制が作れます。
パターン3:志望校レベルによっては主軸に使う
難関校ではなく、基礎〜標準レベルの出題が中心の学校を目指す場合や、通塾が難しい地域・家庭環境の場合は、応用レベル講座を主軸に据える選択肢もあります。ただし過去問演習やスケジュール管理を保護者が伴走する前提は変わりません。
なお、通信教育で本格的な中学受験カリキュラムと添削まで求めるなら、Z会中学受験コースという選択肢もあります。費用は上がりますが、比較検討したい方はZ会中学受験コースの解説をあわせてお読みください。
よくある質問
まとめ
スタディサプリは小4〜6の応用レベル講座で中学受験対策が追加料金なしででき、コスト面では非常に優秀です。ただし添削・進路指導・強制力がないため、塾なし単独での難関校受験はハードルが高いのが実情です。低学年の基礎固め、塾の補助・弱点補強、志望校レベルによっては主軸——この3パターンから、お子さんの状況に合う位置づけを選びましょう。まずは14日間の無料体験(始め方はこちら)で応用レベルの授業を実際に確かめてみてください。
※最新の料金・規約は必ず公式サイトでご確認ください。