小学生のタブレット学習おすすめ8選|通信教育の選び方を比較

小学生向け通信教育

「小学生の子どもにタブレット学習をさせたいけれど、進研ゼミ、スマイルゼミ、Z会、スタディサプリ……名前は知っていても、結局どれが我が家に合うのか分からない」。教材選びでつまずくのは、たいてい「教材のほうから」比べ始めてしまうときです。順番を逆にして、「何のためにやるのか」を先に決めてしまえば、候補は2〜3つまで一気に絞れます。この記事では、小学生向けの主要8教材を料金・端末・サポートの3点で並べたうえで、目的から逆算して選ぶ手順を父親目線で整理しました。特定の教材を売り込むのではなく、「選び方そのもの」をお伝えする記事です。

まず結論:目的別おすすめ早見表

細かい比較に入る前に、「こういう目的なら、まずこのあたり」という対応関係をまとめます。自分の家庭に近い行を見つけてから続きを読むのが近道です。

目的 候補になりやすい教材 理由
学校の授業についていきたい(基礎固め) デキタス/進研ゼミ小学講座 教科書に対応し、1回が短く区切られている
中学受験を視野に入れている Z会小学生コース/東進オンライン学校 記述・応用重視、または実力講師の映像授業
不登校で家庭学習をしたい すらら/デキタス 無学年式で戻り学習がしやすい
とにかく費用を抑えたい スタディサプリ/東進オンライン学校 市販端末が使え、月額2,000円前後から
書く力・手を動かす学習を重視 スマイルゼミ/進研ゼミ小学講座 専用タブレットで書く学習に対応
算数を集中的に伸ばしたい RISU算数 算数特化の無学年式で先取りしやすい
添削でやりとりしてほしい 進研ゼミ小学講座/Z会小学生コース 人の手による添削指導がある

※料金はすべて2026年8月時点の税込目安です。学年・コース・支払い方法により異なります。

選ぶ前に決めておきたい3つのこと

比較表を眺める前に、ご家庭の側の条件を3つだけ決めてしまいましょう。ここが決まっていないと、どの教材の紹介文も魅力的に見えてしまいます。

1. 専用タブレットか、手持ちの端末か

専用タブレットを使う教材(進研ゼミのチャレンジタッチ、スマイルゼミ、RISU算数)は、ペンの書き心地がよく、学習以外のアプリに気が散りにくいのが利点です。低学年ほどこのメリットは大きくなります。

一方、父親目線で気になるのはお金の面です。専用タブレットは端末代金がかかるうえ、一定期間より前に退会すると端末代を請求される仕組みが一般的です(金額や条件は各社・時期によって異なります)。「合わなければ数か月でやめるかもしれない」と思っているなら、この点は申込前に規約で必ず確認しておきたいところです。

なお進研ゼミ小学講座では、2026年度9月号から手持ちのタブレットでも受講できる新しい制度が始まります。スタディサプリ、東進オンライン学校、デキタス、すららも市販端末で受講できるため、端末代と退会時の請求リスクを避けたい家庭には検討しやすい形です。

2. 学校の授業についていく用か、先取り・受験用か

教科書に沿って学校の進度を追いかける教材と、学年の枠を外して進む教材とでは、設計思想がまったく違います。前者は教科書対応をうたうデキタスや進研ゼミ、スマイルゼミなど。後者は無学年式のすららやRISU算数、記述・応用に強いZ会などです。

「学校のテストで点が取れずに困っている」のに難度の高い教材を入れると、親子ともに苦しくなります。逆に「授業が簡単すぎて退屈している」子に教科書準拠の反復教材を渡しても、物足りなさは解消しません。今のつまずきが「遅れ」なのか「退屈」なのかを見極めるのが先です。

3. 親がどこまで関われるか

見落とされがちですが、これがいちばん大きな分かれ目かもしれません。サポートの手厚さと月額は、おおむね比例します。

月2,000円前後のスタディサプリや東進オンライン学校は、映像授業を自分で選んで進める自走型で、そのぶんコーチングは薄めです。共働きで平日はほとんど見てあげられない家庭がこのタイプを選ぶと、教材が放置されてしまう可能性があります。逆に、すららのように専任コーチが学習設計に伴走するタイプは月額が上がりますが、親が代わりに管理する負担は減ります。「毎月いくらまで出せるか」だけでなく、「毎週何分、親が声をかけられるか」もあわせて考えると、現実的な選択になります。

小学生向けタブレット学習・通信教育8教材の比較一覧

条件が決まったところで、主要8教材を同じ項目で並べます。

教材 対象 月額目安(税込) 端末 添削・サポート 特徴
進研ゼミ小学講座(チャレンジタッチ) 小1〜6 約3,300円〜8,000円弱 専用(2026年度9月号から手持ちタブレット可の新制度) 赤ペン先生の添削 添削と努力賞でやる気を保つ総合型。紙とタブレットを同額で選べる
スマイルゼミ小学生コース 小1〜6 約3,300円〜+タブレット代 専用タブレット 全問自動採点 タブレット完結。書く学習に強い
Z会小学生コース 小1〜6 学年・コースにより変動 紙/タブレット選択可 添削指導あり 良問と記述重視。ハイレベル・中学受験コースあり
スタディサプリ小学講座 小4〜6中心 約1,815円〜2,178円 市販端末OK 薄め(自走型) 映像授業が見放題で月額を抑えやすい
東進オンライン学校 小学部 小1〜6 約2,200円〜3,800円台 市販端末OK 確認テスト中心 東進・四谷大塚の実力講師陣による映像授業
デキタス 小1〜中3 3,960円 市販端末OK 添削・質問サポートの記載なし 城南進学研究社。教科書対応・1本2〜5分の授業で基礎固め
すらら 小〜高 約8,000円〜10,000円台+入会金 市販端末OK すららコーチが伴走 無学年式・対話型アニメ授業。不登校の出席扱い実績
RISU算数 小1〜6 基本料+利用料 専用タブレット 動画フォローあり 算数特化・無学年式でどんどん先取りできる

※2026年8月時点の目安です。学年・コース・受講科目数・支払い方法により異なります。

目的別の選び方

学校の授業についていきたい・基礎を固めたい

教科書に対応していて、1回の学習が短く区切られている教材が向きます。デキタスは城南進学研究社が手がける教材で、1本2〜5分の授業と教科書対応の問題で基礎を回す設計です。小1〜中3まで同じ環境で使えるため、中学進学後もそのまま続けやすいという声があります。月額は3,960円です。詳しくはデキタスの解説記事をご覧ください。

進研ゼミ小学講座(チャレンジタッチ)は、赤ペン先生の添削や努力賞といった「やる気を保つ仕組み」が組み込まれているのが特徴です。紙とタブレットを同じ受講費で選べるため、子どもに合わなかったときに形式を変えられる点も安心材料になります。進研ゼミ小学講座の解説記事で詳しく取り上げています。

書く学習を重視するならスマイルゼミ小学生コースも候補です。全問自動採点で丸つけの手間が親にかからないのは、忙しい家庭には実務的なメリットだと思います。

中学受験を視野に入れている

Z会小学生コースは良問と記述重視で知られ、ハイレベルなコースや中学受験向けのコースが用意されています。紙とタブレットを選べるため、記述力を鍛えたい場合は紙、演習量を確保したい場合はタブレット、といった使い分けもできます。受講費は学年・コース・受講科目数によって変わるので、Z会小学生コースの解説記事とあわせて公式サイトで見積もりを確認してください。

授業の質で選ぶなら東進オンライン学校 小学部も選択肢です。実力講師陣の映像授業と確認テストの組み合わせで、月額約2,200〜3,800円台と内容のわりに費用を抑えやすい構成になっています。ただし通塾のような個別の進路指導を前提とした設計ではないため、受験の主軸は塾に置き、家庭学習の底上げとして使う位置づけが現実的でしょう。詳しくは中学受験と通信教育の記事でも整理しています。

不登校で家庭学習を進めたい

学校に行けない時期は、「勉強の遅れ」と「出席日数」の2つが同時に気がかりになります。ここでまず押さえておきたいのが制度の理解です。自宅でのICT等を活用した学習が出席扱いになる仕組みはありますが、これは文部科学省が示す要件を踏まえたうえで、在籍校の校長が個別に判断するものです。どの教材を使えば出席扱いになる、と確約されるものではありません。まず担任や校長に相談し、学校側がどのような要件(学習記録の提出方法など)を求めるのかを確認するのが先で、教材選びはその後になります。

そのうえで候補になりやすいのが、無学年式で戻り学習がしやすく、専任のすららコーチが学習計画に伴走するすららです。出席扱いの相談実績が多いことでも知られています。費用を抑えつつ基礎を積み直したい場合は、デキタスを不登校の家庭学習に使う場合の整理も参考にしてください。制度と相談の進め方は不登校の家庭学習と出席扱いの記事にまとめています。

とにかく費用を抑えたい

月額だけで見れば、スタディサプリ小学講座が約1,815〜2,178円と、今回の8教材のなかでは低い水準です。小4〜6向けの映像授業が見放題で、市販の端末で受講できるため端末代もかかりません。ただしサポートは薄く、自分で計画を立てて進められる子でないと続きにくい面があります。

同じく市販端末で使える東進オンライン学校 小学部は約2,200〜3,800円台。確認テストがあるぶん、「動画を見るだけで終わる」を防ぎやすい構成です。

費用を考えるときは、月額に加えて「タブレット代」「入会金」「途中退会時の請求」の3つを足して比べてください。月額が安く見えても、端末代を含めた初年度の総額では順序が入れ替わることがあります。

算数だけ強化したい

RISU算数は算数に特化した無学年式のタブレット教材で、理解度に応じて先へ進める設計です。「算数だけが足を引っ張っている」「逆に算数が得意で学校の内容では物足りない」というように、強化したい教科がはっきり絞れている場合に検討しやすい教材です。料金は基本料に加えて進んだ分に応じた利用料がかかる仕組みのため、想定される月額の目安を公式サイトで必ず確認しておきましょう。全教科をまんべんなく見たい場合は、総合型の教材のほうが向いています。

よくある質問

タブレット学習だけで、学校の勉強はカバーできますか?

教科書に対応した教材を選び、毎日短時間でも継続できれば、授業の理解を保つ助けになります。ただし、作文や自由研究、実技をともなう学習など、タブレットだけでは補いにくい領域もあります。「これ1つですべて完結する」と考えるより、家庭学習の柱として使い、足りない部分は紙のドリルなどで補う前提のほうが無理がありません。

途中でやめたくなったら、すぐ解約できますか?

多くの教材で退会はできますが、条件は各社で異なります。特に注意したいのは、(1)退会の申し出に締切日が設定されていて、間に合わないと翌月扱いになること、(2)一括払いの場合は残額の返金規定が別に定められていること、(3)専用タブレットは一定期間より前の退会で端末代が請求される場合があること、の3点です。いずれも申込前に規約で確認できます。「合わなければやめればいい」と考えている場合ほど、始める前に出口を読んでおくと安心です。通信教育の選び方では、各社のやめやすさを一覧で比べています。

まとめ

最後にもう一度、絞り込みの手順を整理しておきます。

  • 専用タブレットか手持ち端末かを決める(端末代と退会時の請求を確認する)
  • 基礎固めか、先取り・受験かを決める(今のつまずきが「遅れ」か「退屈」かを見極める)
  • 親がどれだけ関われるかを決める(サポートの手厚さと月額はおおむね比例する)
  • 月額だけでなく、端末代・入会金・退会時の費用を含めた総額で比べる
  • 候補が2〜3つに絞れたら、無料体験や資料請求で子どもの反応を見る

どの教材にも向き不向きがあり、順位をつけられるものではありません。最終的な決め手になるのは、お子さんが実際に画面に向かったときの表情だと思います。候補を絞ったら、まずは試せる範囲で試してみてください。

※最新の料金・規約は必ず公式サイトでご確認ください。